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The Elder Scrolls IV: Oblivion

 

 

 

Oblivionは自由度の高さが特徴のRPG。開発は前作と同じくBethesda Softworks。
PCの他にXboxやPS3でも発売されている。
PCの日本語版は発売されていないが、有志が作ってくれた日本語化MODを導入することにより、英語が苦手な人もプレイ可能。

主人公は囚人として捕まっている時に皇帝に見出されるが、その後、皇帝はすぐに暗殺されてしまう。
皇帝の後継者を見つけ、世界を滅亡から救うために行動していく。メインはそんな感じのストーリー。
しかしメインのストーリーはまったく進めなくても、他にも数え切れないほどのクエストがあるので、楽しみ方は人それぞれ。
単に善人や悪人として生きるだけでなく、どんな生き方も自由。好きなところへ行って、好きなことができる。

前作と比較しても、あらゆる点で完成度が高くなっている。
自由度が高いRPGというと、一本道RPGと比べて淡白な作品になってしまったり、狙い通りの作品になっていなかったりするものも
あるが、このOblivionに関して言えば、一本道RPGばかりをプレイしてきた人にも受け入れられそうな完成度がある。

Morrowindのプレイ当時もグラフィックが美しいと感じたが、OblivionはMorrowindと比べてはるかに美しくなっている。
グラフィックにも驚いたが、NPCがセリフを喋りまくるのにもちょっと感動した。
Morrowindの時は挨拶のセリフくらいは音声だったが、長いセリフなどは喋らなかった。

前作がお気に入りのゲームだっただけに、どうしても前作と比較してしまうが、マップの雰囲気だけは前作のほうがよかったかもしれない。
Oblivionでは北へ行けば雪が降ったりといった変化はあるが、全体的にフィールドマップは似たような雰囲気になっている。

ダンジョンで出てくるゾンビなどはリアルで、ちょっとしたホラーゲーム的な雰囲気も味わえる。
フィールドは明るく美しい風景なのに、ダンジョンへ入ると一気にダークな雰囲気になるギャップがすごい。

Oblivionの舞台となるCyrodiilと前作の舞台Morrowindは設定上は繋がっているが、残念ながらMorrowindへ行けない。
Morrowindへ行けるようになるMorroblivionなるMODも存在するが、プレイするにはMorrowindのCDが必要。

ユーザーによるMODの製作もさかんで、非常に完成度の高いものや、ユニークなものが多数ある。
前作と同じく、construction setが標準で付属しているので、必要最低限の使い方さえ覚えれば、誰でもオリジナルのアイテムくらいは作れる。
本来は無理なはずの皇帝の服を着て冒険したいとか、ちょっと強力な武器を作るくらいなら簡単にできる。

次の作品であるTES5 Skyrimにも期待したい。

 

 

     


 


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