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忠臣蔵 検証赤穂事件

 

 

忠臣蔵 検証赤穂事件」は1998年発売のアドベンチャーゲーム。
有名な忠臣蔵の赤穂浪士の一人になって、事件の裏に隠された真実を探る・・・
こんな感じのストーリー。

赤穂浪士は本当は47人だが、48人目の赤穂浪士として参加する。
しかも仕官したその日に、例の事件が起こるという設定。
その後、多くの人に会って話をしたり、色々な場所へ行って情報を得たりする。

登場人物のデザインは、ゴルゴ13のさいとう・たかを。
そういうわけで劇画っぽい力が入った顔の登場人物ばかりだが、このゲームには合っていると感じた。

謎を解かなければ先へ進めないといったゲームではなく、選んだ選択肢によって展開が変化していく。
サウンドノベルのような気軽さ。
ただし、敵(隠密や敵の侍)と戦闘になって、斬られてゲームオーバーはあるので注意。
味方に斬られるパターンもある。

ラストは吉良邸への討ち入りだが、なぜかアクションゲーム風の操作を求められる。
コントローラーの4つのボタンを、出てくる敵に対して素早く適切に押すだけの操作。
しかしそこにいくまでは、サウンドノベルみたいに気楽にプレイできるので、このアクション操作が面倒に感じる。

マルチエンディングなので繰り返しプレイするわけだが、どうも似たようなエンディングに辿り着いてしまう。
アドベンチャーゲームなので、基本的には選択肢の選び方で変化してくるはずだが・・・
もうちょっと全然違う展開とか、ヘンなエンディングがあっても良かったと思う。

忠臣蔵の原作を読んだことがあるか、または映画やテレビドラマなどで観たりして詳しく知っているかどうかで、このゲームの評価が分かれると思う。
忠臣蔵をよく知っていると、細かい演出が楽しい。
逆に忠臣蔵のことをよく知らない人には、退屈に感じるゲームかもしれない。

細かいところで残念なところもあるが、忠臣蔵が好きな人にはおすすめできるゲームだと思う。

 

 


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